インプラント

インプラント治療

インプラント治療とは

インプラント治療とは

インプラントとは、ひと言で言えば、欠損した歯の代わりに人工の歯根を埋め込み顎の骨と結着させて、さらにやはり人工の歯冠を被せる「補綴治療」のひとつです。歯を欠損した場合の治療には、ほかにも入れ歯、ブリッジがありますが、それらと比べてインプラントは、審美性、治療の永続効果などの面で圧倒的に優れています。

ただし、自費診療であることと、持病や全身状態によっては適用しないケースがあるというデメリットもあります。手術には血管や神経が傷つき合併症を引き起こすリスクが伴うことも知っておかなければなりません。しかし、総合的に見れば欠損歯の治療としては、現在もっとも優れた方法といってよいでしょう。

ちなみに「インプラント」とは「何かを埋める」すなわち「in plunt」が語源となっていて、歯科学以外にも整形外科などでは「人工関節を埋め込む治療」として同じ言葉が使われています。

インプラント治療の歴史

インプラント治療の歴史ですが、その起源は驚くほど古く、貝殻をつかった原始的なインプラント治療の痕跡をもつ人間の下顎(紀元600年頃のもの)が、ホンジュラスで発見されています。また古代のギリシャでも同様の治療が行われたと記述が文献に残っています。

現代医学としてのインプラントの夜明けは、1965年にスウェーデンの学者、ブローネマルク博士が発見した「オッセオインテグレーション」がきっかけでした。これはチタンと人間の骨が結合する現象のことで、この研究が発展してインプラント治療の確立に至ったのです。

現在では、よりいっそう優れた医療素材として人工ダイヤモンドの一種であるジルコニアというセラミックを用いた方法が登場し、チタンに取って代わろうとしています。

インプラント治療のメリット・デメリット

メリット

  • まわりの健康な歯を削らなくてすむ
  • 圧倒的に優れた審美性
  • 天然歯に極めて近い咬合力
  • 清掃性に優れており、口内環境が衛生的に保てる
  • 優れた治療効果永続性 など

デメリット

  • 不適応の症例がある(糖尿病や骨粗鬆症など)
  • チタンインプラントでは、金属アレルギーなどのリスクがある
  • 保険適用外なので、比較的費用がかかる
  • 簡単な手術が必要である

ジルコニアインプラントとは

アレルギーがあっても安心のジルコニアインプラント

アレルギーがあっても安心のジルコニアインプラント

インプラント治療における人工歯根の素材はチタンが主流です。チタンは生体親和性・審美性・骨との結着性などで、インプラント素材としては申し分ない特性を備えています。ただし、金属であるために、アレルギーがある方には適応しません。

ジルコニアは、人工ダイヤモンドの一種として知られるセラミックで、生体親和性、審美性、強度でチタンを上回り、骨との結着性でも約98%という優れた性質を持っています。
治療後のQOL向上にも大きく寄与し、生涯にわたって歯の健康を手に入れたいという患者さんの夢を叶えるものといえます。

金属アレルギー、皮膚炎などで悩んでいる患者さんにも高品位のインプラント治療を提供したいとの思いから、当院ではフルジルコニアインプラントの治療を行っています。人工歯根、人工歯冠ともにジルコニアを使用する治療法をフルジルコニアインプラントと呼んでいます。

ジルコニアインプラントのメリット・デメリット

メリット

  • 金属アレルギーの方もインプラント治療が可能
  • 強度・熱耐性に優れている
  • 白色で美しい質感があり、天然の歯と遜色のない仕上がり
  • 細菌が付着しづらく衛生的
  • 生体親和性に優れ、骨への結着性は98%

デメリット

  • チタンのインプラント治療よりも歴史が浅い
  • 万が一、非常に強い力がかかり折れた場合は、骨ごと取り除く必要がある

当院の治療方法

抜歯即時埋入法

抜歯即時埋入法

「抜歯と同時にインプラントを埋入する術式」です。従来のインプラント治療では、欠損部(抜歯部)の歯肉に生じた炎症を沈静化させ、歯肉がある程度育った段階でインプラントを埋め込んでいたのですが、抜歯時点で細菌感染や炎症のターゲットとなる病巣を丁寧に取り除くことで、「抜歯と同時にインプラントを埋入する」ことが可能となったのです。

しかしながら、この方法を選択するには高い医療技術(テクニック)と、的確な診断力が求められ、熟練した医師の手によらなければ高い成功率は望めません。
また、すべての症例、ケースに対応しているものではないので、状況に合わせた慎重な判断も不可欠です。

当院ではインプラント治療において、この抜歯即時埋入法を採用していますが、患者さんの状態を第一に考え、最適の治療結果が得られるように配慮しています。

メリット

  • 切開をせずに行なえることも多い
  • 従来、2回必要だったインプラント手術が1回ですむ
  • 治療期間が短い
  • 自然治癒力を引き出しやすい
  • 骨移植や骨造成などの追加手術をしなくてすむ場合が多い

デメリット

  • 優れた手技(テクニック)が必要=すべての歯科医ができるわけではない

All-on-6とは

インプラント分野で近年大きな注目を集めているのが「All—on-6」。
これはポルトガルのパウロ・マロー氏が提唱したインプラント治療理論で、簡単にいえば「6本のインプラントを上顎と下顎、または上下両顎に埋め込み、口中全体の歯を固定義歯とする」理論です。

その特徴は、わずか6本のインプラントによって、かかる力を均等にしながら顎全体の歯を支える点にあります。手術当日に仮歯を入れる段階まで処置することも可能で、この場合は食事もできます。また「All—on-6」は、骨質の強い部分に意図的にインプラントを埋めますから、骨が痩せているケースや、顎の骨が弱い方にも適応します。

総入れ歯の患者さんには非常に向いている方法ですが、基本的に全歯に対する治療アプローチですので、一度にかかる費用はそれなりに高くなることが避けられません。もっとも、1本当たりのインプラント費用で換算するとむしろ割安になりますので、結果としてリーズナブルという言い方もできます。

治療の流れ

手術1回法

  • 1カウンセリング及び事前検査

    問診票の記入から検査とカウンセリングを行ないます。歯を失った状況や目指す治療成果等についてお話します。検査では噛み合わせを診断するためレントゲンを撮影。場合によってはCTも使います。

  • 2治療計画の説明

    検査結果をもとに治療計画をより仔細に詰めていきます。実際の治療プロセスをしっかり理解できるようわかりやすい説明をします。

  • 3虫歯・歯周病などの治療

    虫歯や歯周病がある場合、インプラント治療に悪影響が出ます。これらの病気があるときは、まずそちらを治療します。また骨の量が足りない患者さんには骨再生治療等も行ないます。

  • 4インプラント埋入手術

    人工歯根(インプラント)を歯肉の中に埋め込みますが、その際、一部を露出させます。その後、1カ月半~3カ月の安静期間で骨とインプラントを完全に結合させます。

  • 5上部構造の設置

    露出している部分とアッパメントと連結させ上部構造をつくります。麻酔を必要としません。

  • 6上部構造のチェック~メンテナンス

    噛み合わせのチェックを行ない、その後は4カ月に1回程度の定期検診を受けていただきます。

【従来型】手術2回法

  • 1カウンセリング及び事前検査

    問診票の記入から検査とカウンセリングを行ないます。歯を失った状況や目指す治療成果等についてお話します。検査では噛み合わせを診断するためレントゲンを撮影。場合によってはCTも使います。

  • 2治療計画の説明

    検査結果をもとに治療計画をより仔細に詰めていきます。実際の治療プロセスをしっかり理解できるようわかりやすい説明をします。

  • 3虫歯や歯周病など既往症を治療

    虫歯や歯周病がある場合、インプラント治療に悪影響が出ます。したがって、これらの病気があるときは、まずそちらを治療します。また骨の量が足りない患者さんには骨再生治療等も行ないます。

  • 4インプラント埋入手術

    1回目の手術です。人工歯根(インプラント)を歯肉の中に完全に埋め込みます。その後、3カ月~半年の安静期間で骨とインプラントを完全に結合させます。

  • 4上部構造の設置

    簡単な外科手術で歯肉に埋もれたインプラントを露出させ、アッパメントと連結します。これが土台となります。

  • 4上部構造のチェック~メンテナンス

    噛み合わせのチェックを行ない、その後は4カ月に1回程度の定期検診を受けていただきます。

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